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5月 6, 2022の投稿を表示しています

#大学ファンド による「稼げる大学」法案( #国際卓越研究大学法案 )に反対します!大学における多様な学びの機会を保障することを求めます!

(以下の文面は コチラ からPDFでダウンロードしていただくこともできます) ○署名にご賛同ください!→署名賛同フォームは コチラ です   「稼げる大学」という言葉を聞いたことがありますか?  「稼げる!そりゃ、いいね!」と思われる方もおられるかもしれませんし、「大学の目的はそういうことなのかな…?」と首をかしげられる方もいるかもしれません。  それでは、「稼げる病院」「稼げる保育園」「稼げる消防署」はどうでしょう?  病院で診てもらう立場、保育園に子どもをあずける立場、救急車や消防車を呼ぶ立場からすれば、「いや、人手が足りないんでね…」と対応を断られたならば困ります。ところが、「稼げる」ことを重視する経営者の立場からすれば、稼げない施設を縮小・廃止することが「正しい経営判断」となります。そのツケを最後に支払わされるのは、施設を利用する市民です。  大学も、およそ20年近く前から、政府や産業界の圧力で、「稼げる大学」になれ!と求められてきました。大学における研究・教育が、結果的に新しいモノやサービスを生み出して「稼ぐ」ことに役立てば素晴らしいことです。ですが、研究・教育の目的は「稼ぐ」ことだけではないですし、すぐには「稼ぎ」につながらないことがフツーです。  難病や障がいに苦しむ人を救う可能性のあるiPS細胞にしても、多年にわたる試行錯誤の末に、多くの研究者の予想を超えたところで発見されたものです。それまでは「稼げない」研究でした。偶然とも見える発見や深い洞察には、研究者の側での長年にわたる観察、広い視野が不可欠です。人文系では歴史研究など「無用の長物」とみなされがちですが、世界情勢の変化におどろいてあわてて「ウクライナの歴史」を知ろうとしても、専門家の養成は一朝一夕にできるわけではありません。  いま、国会に「稼げる大学」法案が提出されています(法案の内容については、この呼びかけ文のあとに続く「声明文」をご覧ください)。これを考えた政治家・官僚・有識者たちは、自分たちが「目利き」となって「稼げる」研究を選び出し、そこに大規模な資金を集中的に投入してイノベーション(新機軸、技術革新)を実現するのだと豪語しています。ですが、社会にとって本当に必要な研究とは、研究者と市民の協力関係のなかで育んでいくべきものです。「目利き」を自称するごく少数の人々に評価されるために、短