- 学問・研究は自由な発想と好奇心に基づくものであり,稼げるなどの実利を目的とすることは,学問・研究の健全な発展を阻害するもの以外の何者でもないと思います.(大石展也・東京逓信病院呼吸器内科医師)
- 「稼げる大学」は、「今だけ、金だけ、自分だけ」の大学版ですね。目先の儲けにこだわる「研究」は大学でなく企業が自前でやるべきです。政治家が口を出すと言うことは、そこに利権の匂いを感じ取っているからだと思います。自由な基礎研究にこそお金をつぎ込むべきだと思います。「稼げる大学」には、コロナ禍で明らかになった芸術文化に冷たい日本と通じるものがあると感じました。(加藤信夫・退職者(元新聞記者))
- 各大学で進行している「私物化」を食い止めるためにも(林衛・富大・准教授)
- 学問の自由と人権の尊重は関連のあるものです。(匿名希望)
- 大学は『学ぶ』ところ。稼ぐ場所ではない(匿名希望)
- 国際卓越研究大学法案が進めようとしている「選択と集中」は、いわゆるトップダウン型研究不正(学界や大学もしくは研究グループを統率する、指導的立場にある研究者が、若手研究者を利用して行う組織的な研究不正)が起こる原因の一つであると考えます。(https://jsa.gr.jp/commitee/kenri1612harada.pdf)(https://researchmap.jp/7000024000/presentations/36564292)(https://youtu.be/KA01ivvE7wc)(原田英美子・滋賀県立大学教授)
- 戦後の日本の大学は、十分な研究費がなくても自由に研究できる環境だったと思いますが、専門の研究者たちの集まりですから研究中心で、概して教育はおろそかでした。それでいいと思われていたし、特に教養教育は軽んじられてきたのです。その結果、大学や学問に関して、大学を卒業したとは思えない、見識のない政治家や官僚を多数生み出すことになってしまい、現在の惨状はそうした結果ではないかと思います。絶望的な状況ですが、どうしてこのようなことになってしまったのか現実を見つめ分析することも必要かなと思っております。(匿名希望)
- 稼げる大学という表現そのものに矛盾がある。ならば,そのような大学法人からは法人税をきちんと徴収すべきではないか。(匿名希望)
- 学問の場に「稼げる」などという価値観を持ち込むことは、「お金」に学問を従属させることであり、ひいては学問自体を歪めます。断固反対します。(名須川昭範)
- 自営業ですが、大学や専門学校で非常勤講師もしています、学問の自由こそ未来への力になります。特に稼げる大学は、最高学府を貶めるもの以外の何物でもありません。(清田一樹・自営業)
- 長期的・対極的な視野で物事を考える仕組みが欠如した日本社会の構造に危機感を覚えます。(匿名希望)
- 国全体の経済を発展させることもできず,企業が「稼げる」状態を政府が実現できないのに,本来「稼ぐ」機能ではない大学にそれを求めることは無理です。先やるべき政策は,経済状況の改善と企業が「稼げる」ようにすることです。かつて私が勤務していた企業(製造業)では社内に基礎研究を複数抱えていました。一人の研究者に千万~億もする設備や研究施設を与えていて「その人がもし交通事故にでもあったら設備まるごと次の日からゴミになってしまう」のだと聞きました。そういうリスクがあっても,いつ芽が出るかわからない基礎研究を育てるのです。そうでないと企業として「稼げる」見込みが出てこないので。どうやって稼ぐのかを考えるのは,また別の人たちの役割です。国として「稼げる」ようになるには,もっとたくさんの「役に立たないように見える」基礎研究と,人間の思考を担当している研究分野である文系の研究に投資しなくてはならないのです。(匿名希望)
- 日本国憲法では学問の自由が規定されています。学生が授業料の心配をし、学びの道を狭める可能性がある法案は憲法違反だと思います。自由な学問を、自由な教育を、自由な研究を求めます。(匿名希望)
- 学問の政治利用に反対します。(匿名希望)
- 学問は国の発展の基礎であり、学校教育にも研究にも金を出さない国は衰退するだけです。大学を職業訓練所と位置付けるのも間違いです。大学は学問をするところです。一刻も早く政府・経団連がこの過ちに気づき、学生・研究者が伸び伸びと研究を行える社会になることを願います。(匿名希望)
- 教育は国の根幹をなす部分、稼いでもらうのではなく、予算を振り向ける場所だと思います。(山本公仁子・会社員)
- 大学は稼ぐために存在するのではない(河野恭平・会社員)
- 法案は通るでしょうが、現場の大学教員は反対の立場と態度を維持するべきです。(安井裕之・京都薬科大学教授)
- 法案は大学の社会的使命遂行をますます困難にするものと考えます。(松野周治・立命館大学名誉教授)
- 教育や研究は数値化が難しく、短期間では評価することができないものです。稼げる大学法案は、大学や学術研究の本質を脅かすものだと思います。(匿名希望)
- 国立病院、公立病院を統廃合する根拠と変わらない恐ろしい発想。政権与党とその取り巻きが助成する大学を選定する根拠になりかねない法案は、日本学術会議任命拒否を平然とする現政権与党の思考と同根だ。(山本宗補・フリーの写真家)
- 産学官一体化粉砕!(多田雄平・香川県さぬき市議会議員)
- 科学技術イノベーション基本法が成立して以来いつかは来ると思っていたことが、コロナを通じて大学の中のコンテクストが断絶された今来てしまったことにため息をつかざるを得ない(中山健史・京都大学文学部学生)
- 学術研究、研究者養成は民主義的な施策によって展開すべきである。(兵藤友博・立命館大学(名誉教授))
- 浅はかな政治屋が、豊かな学問の大地を痩せた土地に変えようとしていることに、憤りを隠せません。稼げる大学法案には断固反対です。(匿名希望)
- 大学は営利を目的とする場ではなく、真理を探求する場である。(打木希瑶子・学生/ナイアック大学(ニューヨーク市))
- 私自身、アルバイトをしながら大学に通っているのですが、今の学費ですら高すぎるのに、これ以上高くなったら生きていけません。学費は上げられるのではなく、むしろ下がるべきです。(渡辺祥英・中央大学理工学部学生)
- 大学での軍事研究を一気に実現・加速させるための法案だと思います。「大学崩壊」につながるのでは。(高濱信行・新潟大学名誉教授)
- 研究を知らない者が「選択と集中」を掲げるが、研究は縦社会でなく横社会。どの大学もお金があれば研究力に大した差はないし、研究成果は偶然の積み重ねである。研究の裾野を広げ、その「偶然」が当たる確率を上げるほうが有意義だ。そもそもはじめから成果が出る可能性が高いとわかっている研究を、研究と呼べるのだろうか。日本は技術革新なしには今後落ちぶれるのみである。それを防ぐ意味でも幅広い基礎研究に資金を投じるべきである。(匿名希望)
- 「今だけ金だけ自分だけ」の社会でも、真面目に学を探求する大学を残すべき(木村雅英・社会運動家)
- 稼げる大学の法案などとは、これを提案した人たちの教養と知性を疑います。大学で真剣に学ぶことなどしなかった人たちなのでしょう。あるいは、稼ぐことについての勉強しかしなかったとか…。こういう人たちが大学の方針を出すなどということは、本当に恥ずかしいことです。(島崎隆・一橋大学名誉教授)
- 大学での研究内容が利益を生むことは多々ありますが、研究の目的がそれになってはならないと考えます。知への探究心のみで行われる好意が摘み取られることのないよう、切に願っております。(匿名希望)
- 大学は自由な学びの場であるべきと考えます(匿名希望)
- 学問は自由で創造的、かつ世俗的なものや既存の価値観に対して批判的な姿勢を持ち合わせるべきで、稼げる稼げないといった軸とは異なる軸の上に成り立つからこそ人知に寄与するのだと思います。(中野里佳・阪奈中央リハビリテーション専門学校教員)
- 「稼げる大学」なんて低俗な法案を作るんじゃなくて入学費、学費を値下げ、年齢関係なく入る事ができる環境とメディア、アカデミックハラスメント防止等アカデミア界隈は徹底的に実行して下さい。「稼げる大学」は信じられません。(匿名希望)
- このような法案は、人間のモノ化の加速や知性の低下を招くと思われます。(山端慎太郎・会社員)
- 大学は学問の府。目先の利益に捕らわれた政治家や経済界が手を出していいものではありません。(匿名希望)
- 大学における研究と教育の両立を危うくさせる事態に反対です。(福田和久・福島県歴史教育者協議会会長)
- 教科書への異常な介入や道徳必修化にも明らかなように、教育の自治を蔑ろにし、政治(家)にとって良好な教育を行わせ、その教育に染まる人間を育てようとする、政府の厚顔無恥な暴走を食い止めて欲しいです。(野口廣太郎・株式会社リンクスタッフ事務)
- 私自身、1970年代、国立の授業料が安かったので、アルバイトで大学に行けました。教育の門戸は広くあるべきです。(匿名希望)
- 声明に賛同します。学問と大学に自由を!(管幹雄・平和・国際教育研究会事務局)
- 教育は国の土台、国の未来。お金に代えられないモノを創りだす。稼げることだけに焦点を当てた法案に反対します。(匿名希望)
- 大学は稼ぐところではない。国が国のために予算を出す未来のための非営利法人であるべきである。(笹川星雅・株式会社ジーテクト)
- 全国の大学での学生、教職員の福利厚生の拡充及び、あらゆる国公立大学の全学学費無償化を求めます。(林浩平・神戸大学学生)
- 「新しい資本主義」の路線でしょうか。大学は学びの場であり、日と人の交流の場です。(寺澤暢紘・市民団体代表)
- 問題を周知するためには、多くの人に理解しやすい文章にすることが大切だと思います。こちらの署名呼びかけ文はとてもわかりやすく、すんなりと賛同できました。
- この法案の廃案を目指し、情報の拡散など、微力ながら協力いたします。(匿名希望)
- 稼げる大学ではなく、学問の自由と大学の自治が認められ、授業料は大幅に値下げを! 大学に自由と平等を❗(佐藤真左美・なし)
- 学舎は純粋に学問を追求するべき場だと思う。(丹羽千文・一般人)
- 3%とは日経の成長率との整合性はどうでしょうか。少子化なのに大学に多角経営でもさせるつもりでしょうか。そもそも大学に成長率を求めるのはおかしいです。即物的に収入に結び付く応用ばかりでは先が細ります。日の当たらない研究を保護し、学びを深める場であってほしいと思います。(匿名希望)
- 大学は自由の学び舎であり、金稼ぎの道具ではありません。このままだと、教育が金稼ぎの道具と成り果て、「お国(皮肉)」の、そして「政府様(皮肉)の言いなりになる金払いの良い親のもとに生まれた日本人のみ、日本で生きていくことが許されるような、異常な国になってしまいます。貧乏な家に生まれたというだけだ、そのひとは一生、生きていくための力や、知識や、豊かな学びを得ることができなくなってしまいます。これは、学びは平等に開かれた豊かな環境であるべきだと、実際に親にお金を出してもらい、大学に通って実感した大学生からの叫びです。(匿名希望)
- イノベーションは多様な教育の中から生まれると思います。若者が子どもが学びに集中できる環境を!(匿名希望)
- 選択と集中によって日本の基礎研究は衰退してきた。また同じことをやろうというのか。(ハヤシザキカズヒコ・福岡教育大学准教授)
- 市民ひとりひとりが戦争の無い世界を作るために、出来る事からしたいと思います。「良い学び」と励んでいる学生が、気がつない間に、ひたひたと国策に利用される事がないようにしたいです。(横山眞理・有)横山環境計画事務所)
- 学びは一人一人のもので、稼ぐ稼がないもそれぞれの自由であるはず。(荒木典子・非常勤講師)
- これ以上わたしたちから学びを奪わないでほしいです。切実に願っています。(匿名希望)
- 人間や社会、自然に対する理解を深めることが人類の幸福につながる。金稼ぎは学問でない。(溝越彰・東北大学名誉教授)
- 私はアカデミアとは実生活で無縁ですし、自身も低学歴ですが、学ぼうという意欲のある人にとっていつでも開かれた場であって欲しいし、またアカデミアから社会にフィードバックされるものは沢山あるし、それは儲かる儲からないという尺度では測れないものだと思っています。(佐藤麻紀・無職)
- 「実学主義」「稼げる大学」の機運の高まりに危機感を覚えます。母校の出身学科は数年前に廃止になりました。「実学」ではない社会福祉学であることが理由の一つです。教育研究機関ではなく、就職斡旋機関になってしまう悲しさと怒りが込み上げます。(匿名希望)
- すぐに役立つ研究は,すぐに役に立たなくなる研究.幅広い基礎研究のために薄く広く自由に使える研究費,基礎的な資金を配分してほしい.(安田公一・東京工業大学准教授)
- なんでお金払って学んでるのにもっと搾取してくるんですか???稼ぎたい大学生は勝手にそうしてる。みんなそう思ってるとは限らない(匿名希望)
- 学問は貧富の差なく開かれているべきです(阿比留磨莉・会社員)
- 日本学術会議任命拒否問題とも通底する学問の自由に対する重大な侵害だと思います。総反撃を!!(金井塚康弘・四国学院大学非常勤講師弁護士)
- 大学を学びの場にしてください。(匿名希望)
- 本質的な「学び」を求めることと、お金稼ぐこととは切り離さなければならないと考えます。むしろ社会資本を潤沢につぎこんで、自由な学びを保証し、社会がマンパワーを持たなければ早晩、経済も民心も荒れ果てるでしょう。すでに限界が近い気がします。(辻有理・主婦)
- 私は大学(先生、仲間、環境、時間・・・)のおかげで、「稼ぐ力」には収斂され得ない、豊かさを受け取ったと信じている。そういった豊かさは、長く社会に還元され得るものだと思う。社会は「稼いだ結果」だけで成り立っているのではありません。(籔田悦子・会社員)
- 声明に賛同します。稼ぐ、稼げないという価値観と関わりなく必要な機関に拝金主義の価値観で塗りつぶしてしまったら本来の役割や、この国の財産である文化や知性を失ってしまうことになります。あまりに愚かです。私はそんな未来を子どもたちに手渡したくないです。(村山よしこ・会社員)
- 学問の多様性の否定は人類にとって不幸でしかない。(匿名希望)
- ラジオで話を聞いて大変なことになっていると戦慄しました。大学が独立の研究機関として保護されるためにあってはならない法案だと思います。(匿名希望)
- 学問・研究の自由を護り、全ての海草出身者に開かれた大学をつくることが、市民が幸福な社会を作るために決定的に重要です。(栗岡幹英・奈良女子大学名誉教授)
- 教育研究機関の務めは、「カネを稼ぐ」ことではなく学問教育そのものの進化と発展を通じて人類的課題の探求と解決にあります。学問と教育の深化に有害で本末転倒の方向を向いた法案は廃案にすべきです。(水川景三・無職)
- 知人のシングルマザーは、鬱を患いながら必死に働き子ども3人を大学に通わせました。子どもたちもバイトに明け暮れる日々でした。知人家族の苦労を間近で見ていた者として、学びたい人が当たり前に学べる環境を当たり前に提供したいと強く思います。(新垣美紗・自営業)
- 授業料の上限をなくすことで学ぶ人間を所得で分断し、国全体の教育水準を下げる法案を国が出すなんてどういうことなのか。自分たちさえ安穏と過ごせれば良いのか。次世代をより豊かな国で生活させてやりたいとは考えないのか。それとも考えるだけの頭が今の国会にはないのか。理解に苦しむ法案なので是非とも唾棄していただきたいと思う。(匿名希望)
- 大学の目的は金儲けをすることではなく、研究であり、教育である。(笹沼弘志・静岡大学教授)
- なんでもかんでも金儲けにするな(匿名希望)
- 教育は日本の未来。その門戸を狭めるようなことがあってはいけない。(匿名希望)
- 未来を担う人達の可能性を狭めるな(匿名希望)
- こんなに教育を軽視する先進国は日本ぐらいじゃないでしょうか。もはや先進国でもないですが。(大庭まや・主婦)
- 学問を”稼げる”かどうかで選別することはこの国を衰退化させると思います。全くナンセンスです。(匿名希望)
- 反対する。(吉崎章・無職)
- 私は公立の博物館で学芸員として働いています。学術的、研究機関として博物館と大学は似たような施設だと思っています。学問や研究に、偏った政治的介入があってはならないと思います。ですからこのような法案には絶対に反対です!(匿名希望)
- このようなフォームを設けてくださり誠にありがとうございます。これからの日本の大学教育が自由で豊かなものであり続けられるよう、微力ながら応援しております。(匿名希望)
- すぐに実用化に結び付かない基礎研究を地道に行うという基本的なことをないがしろにした選択と集中という政策が日本の大学、技術力の地盤沈下を引き起こしたのはこの数十年の衰退を見れば明白でしょう。稼げるようになる、というのはあくまでも副次的であり、次世代、次々世代にようやく開花するものであることをご理解いただき、未来へ向けた本来の研究なりに邁進できるような政策であって欲しいと願うばかりです。(渡邉洋子・会社員)
- 大学は学びたい人・研究したい全ての人にとってそれらに集中できる環境であれと思います。(匿名希望)
- 金を稼ぐ能力だけが、人としての価値を結局は表していると信じている様な人、言葉を見かける度に、“何故だろうか、バブル時代の価値観の残り滓だろうか、金以外の素晴らしいものと出会う機会がそんなにも無いものだろうか”という疑問が浮かびます。金を稼げるかどうかと、学問の発展と、学問の幅広さからすれば、一致出来ると思う方がおかしいと、感覚的にもすぐ気づきそうなものですが、学問に対する理解や最低限の教養を身につける余裕もない人間が、法案の作成に携わっているように思われて、いわゆる国力の衰退の一端を“ここでもか”と見せられる思いで残念です。
- 学問の豊かさが損なわれない方向に、出来るだけ踏み留まって欲しいと思います。(匿名希望)
- とても応援しています。学問をやせ細らせる法案は許し難いです。直接的な自由の侵害ではないですが、「政府のいうことを書けば優遇するよ」というのは、学問や民主主義を馬鹿にしてるようにしか思えません。普通の会社員です。社名を入れる欄があったので、氏名の公表には×をつけましたが、(会社とは無関係の個人的な意志の表明なので、紐付けされたくない)、メッセージだけでしたら公開でかまいません。しかし匿名希望でお願いします。普通の会社員ですが、だからこそ学問の自由、学問が豊かであってほしい。大学の自由は大衆の学びにもつながることだと思います。(大学から出された書籍も読みますし、私自身が読まなくても豊かであってほしい)(匿名希望)
- 目先の金よりも価値のある未来の知を求めるのが大学。役人の支配から独立を守れ!(川北日出夫・川北ビジネスコンサルティングフリーランス)
- 声明に共感いたします。(匿名希望)
- 短期的に稼げるものばかりになり、基礎研究や長期スパンの研究がおろそかになる心配をしてぃす。直接お金に繋がらなくても、将来役に立つかはわからなくても、大事な研究はたくさんあります。そういった研究に対する補助をまずは国が保証すべきだと考えます。(匿名希望)
- 「稼げる」という判断は誰が行うのでしょうか?経済的に低迷を続ける日本政府に判断できると思えません。数十年かかるといわれる基礎研究をおろそかにし、日本の学問が今以上に傾く危機を迎えていると思います(匿名希望)(匿名希望)
- これ以上国際社会の基準から外れた方向性に進んでいくのをやめてください。既に若年者の人材の海外流出は年々増加傾向にあります。この法案は、その傾向をさらに加速させるものでしかありません。
- そもそも学校に""稼げる、稼げない""を求める国が他のどこにあるんですか?日本国内では、ノーベル賞の知名度と評価が高いですが、ノーベル賞受賞者を数多く輩出している国の大学の方針と大きくかけ離れたことをするのは何故ですか?断言してもいいですが、この法案は日本の知力も財力も大きく損なう端緒になるでしょう。だから、廃案が妥当なのです。(匿名希望)
- 私じしんの経験として、大学という空間に身を置いたことによる学びは、授業や論文執筆に限られないと感じています。それが可能になったのは、大学においてまだかろうじて、そうした「お金にならない」「時間の無駄」と見なされそうな活動を支える人々が多層的にいたからだと思います。資金獲得のためにあくせく働く人ばかり、「実務経験のある」教員ばかりの大学、儲けにつながることをする人が権力を持つ大学は、学びの場ではなくなると思います。しかも、大学空間が、弱肉強食の資本主義の論理に取り込まれることは、そこにある資源が、一部の特権階級のみの占有物になることを意味します。そのようにならないように、大学という空間が、(資本に対してではなく)真に万民に対して開かれることを目指していると信じて、この法案の廃案運動に賛同します。(匿名希望)
- 教育を贅沢品にしてはいけないと考える。「稼げる大学」案はこれを助長し、ひいては長期的にみてより貧しい国を作ることになるだけである。(石橋りさ子・上智大学)
- 大学は学んだり、研究する場所です。稼ぐのことを目標にすると、大学本来の役割を細らせてしまいます。道を間違うこともあり得ます。大学は豊かな学究の場であり続けてほしい。未来の人たちのためにも。(三橋和賀子・コピーライター)
- 優秀な研究者、研究をしたい人は国内に大勢います。この国に足りないのは「時間と金は気にするな、思う存分研究しろ」。稼げる大学など、最終的には教養のない国家、世界で通用しない大学、稼げない国家をつくって潰すだけです。(樋口美加・ワンダーハーブ合同会社)
- 経済安保法案も危険な法案です。合わせて反対の声を上げましょう。(清水瑞穂・市民)
- 大学に関わる全ての人が幸せになるよう、応援しております(匿名希望)
- 学びや研究の価値は、稼げるかどうかではなく、わたしたち人間の生き方にかかわること。稼ぐことに還元しないでください、学問を見下げないで下さい。(岡野八代・同志社大学大学院グローバルスタディーズ研究科)
- 政界とも産業界とも一線を画してこそ大学の自治が保たれ学問の自由が守られるのではないか。学術研究を単なる金儲けに貶めることは学問の衰退につながり、ひいては長期的には政治経済的な没落につながる。新自由主義的な短絡的な価値判断を辞め、物事の本質を見据えるための学問を残していけるように法案には反対の声を上げたい。(佐藤剛裕・日本語教師)
- 私はとりあえず自分が入れた大学に入って、なあなあに勉強をしてきた(ある意味)よくある大学生ですが、それでも自分がいま学部で学んでいる哲学や、専門科目以外で履修したその他の学問(心理学や社会学等)を『稼げるか、否か』のくくりでとらえることは行ってはいけないと考えています。それはある意味、学問に貴賤をつけている行為であると考えます。また、明確で信頼できる根拠や理由なしに「お金をたくさん稼ぐこと」を人間の行動原則の無意識に第一理念にしてしまっているような気がしてなりません。では、何が第一理念なのか(であるべきなのか)は、自分には判断出来ませんが、それを探求するのが哲学及びその他様々な学問の持つ役割の1つである、そしてそれは、少なくとも決して、『より多くのお金を稼ぐこと』ではないと確信しています。自分はまだまだ未熟ですが、それでも声をあげたいと思います。何が出来るはわかりませんし、何も出来ないかもしれませんが、コロナ禍で苦しむ中それでも必死にがんばっている学友、そして名前も知らない他大学の大学生、そして未来の大学で学ぶであろう人々、そしてそれを支えてくださる先生方のために、行えることをしていこうと思います。(棚橋和也・東洋大学文学部哲学科三年生)
- 学ぶことの選択肢を狭める法案に反対。根っこが四方に伸びなければ大きな木にならない。(井上由香・自営業)
- 自由なアカデミズムを。(山下喜就・無職)
- 基礎研究の重視、研究者の雇用の安定こそが国を豊かにする。今の経団連はの政策は目先の利己しか考えない亡国の道(山中治・個人事業主)
- いま大学で学ぶ一大学生として、また一市民として、学問を金儲けの道具にするような態度は許せません。私たちは学んだことを社会に還元するために学んでいるのです。学問は本来そのようなものであり、大学への門は等しく開かれ、そして民主的であるべきです。(匿名希望・大学生)
- 学ぶ機会を奪わないでください。(松本洋子・会社員)
- 学問と研究の真の価値を理解出来ない人達に大学をいじらせてはいけない。(酒井哲也・早稲田大学教授)
- 学問は多指向性あるいは無指向性。(宮本博美・年金)
- 「稼げる」ということがときの権力に気に入られるという構造になっていることに、非常に危険を感じます。研究や教育を萎縮させ、国力の低下に繋がる流れに強く反対します。(細島久美子・看護師)
- オーストラリアにすんでいるので日本の教育費との違いを感じています。誰でも勉強できるシステムをと願っています。(AkikoCarlton・UONPtyLtd,GM)
- 学問に真摯であることが大学の使命ではありますまいか。声明に賛同します(田村滋章・労働者)
- 大学も病院も公園も…何もかも「儲け」を強要される社会は狂っています。誰が儲けを吸い取っているのか?(松岡敦之・兵庫県立明石清水高校教諭)
- 私は学ぶことは人間の普遍的権利であると考えています。学ぶことによってのみ人間は悲惨から遠ざかることができるのだと信じています。「稼げる大学」という目標はそこから退歩するものであり、大学という公的インフラを破壊して未来の希望を毀損するものだと思います。そのため、この法案に反対します。(高杉佳・無職)
- ファンドの運用益で高等教育・研究開発を支えようという考え方そのものは従来より待望されていた枠組みであり、歓迎するべきものと言えます。しかし、それはその分配が内閣府や財務省の管理を離れた財源になると期待されたからに他なりません。現状の制度は大学の方針に政府や経団連が好き勝手に圧力をかけてコントロールするための制度になっており、この20年間大学を苦しめてきた構造そのものです。大学ファンドの支援対象は政府や経済界とは完全に独立した審査機関の基準にもとづき、できるだけ広い分野、地方大学を含めできるだけ多くの大学とし、原則として均等に支援されるべきものです。学問にせよスポーツにせよエンターテイメントにせよ、どのジャンルの文化も参加へのハードルが低く、裾野が広くなればなるほど、トップクラスの質も高くなっていきます。そのことがわかってきたからこそ先進諸国は高等教育の無料化をはじめとする支援を広げているのであり、国や企業がそこに資金を提供しても十分に社会にメリットがあるのです。逆に仮に現在日本にいる世界トップの研究者たちに全てのリソースを集中させるとしたら、その人たちにを超える新しい分野が発展してくることはもはやないでしょう。その分野で精々4, 5年のリードを保つことはできるかもしれませんが、100年前ならともかく現代においてそんなリードはすぐに過去の遺産になってしまいます。そしてできるだけ長期間支援を継続できる仕組みにするべきです。例えば「初年度100万円、毎年*5%*ずつ減額して支援を*無期限*に継続する」というルールで支援することができれば、何年継続しようとその総額は*初年度の20倍*を超えることはありません。仮にその支援先が何ひとつ成果を残さなかったとしても、マイナス評価をつける必要はありませんが、特記すべき成果をだしたならその年の支援額に100万円を増額し、そこからまた5%ルールを続けていけば、支援の総額が無節操に膨らむことなく、制度を安定に継続することができます。「広く、長く」この二つを実現できないなら、大学ファンド制度はむしろ研究環境を悪化させる害悪でしかなく、社会のリソースを一部の身勝手な集団で牛耳るための悪法と断じ、これに反対します。(小野直亮・奈良先端科学技術大学院大学准教授)
- 学ぶと稼ぐはまったく別もの。(高山潤・フリーランスの記者・編集者)
- 阪大の先生が、武器作るとか企業に役立つとかの研究、学課には予算が付くが、文学とか哲学には予算付かないと嘆いておられました。学問って、お金稼ぐ為のものじゃ無いと思いますが………(大口彰子・veteransforpeaceJapan)
- 目先の儲けに捉われることは、学問の本質ではないと思います。(周香織・団体職員)
- 学問を単なる稼ぐ手段とし考えない浅はかさに反吐がでる。(木村元一・団体職員)
- 「稼げる大学」は、端的に語義矛盾である。もしも「稼げる大学」なるものがあるとすれば、それは「大学」の名を冠して真偽不明の情報を垂れ流すYouTubeチャンネルくらいだろう(あるいは「生娘をシャブ漬け」にするビジネス戦略を学べる38万円の講座を提供する大学もそうなのかもしれない)。その是非はともかくとして、稼ぐとはそういうことだ。稼ぐとは、経済的利益を上げることであって、学術的研究に貢献することではない。この両者はときに両立するだろうが、必ずしも両立するわけではない。だからこそ、大学は「稼ぐ」などという価値観とは距離を置かねばならないのだ。(TAKABAYASHI,Kanamé・関西学院大学社会学研究科博士課程前期課程)
- 「稼げる大学」と聞くだけで目眩がします。(林多恵子)
- 賛同します。企業勤務ですが、学問に営利の発想を持ち込むことに強い危機感をおぼえます。(石塚志乃・会社員)
- 大学をめぐる「選択と集中」に強い危惧を抱いています。大学の研究力の底上げは、経済的・短期的成果のみを追い求めることではなく、多様な分野の研究者が安定して自分の研究に取り組むことのできる環境整備によってしか実現できません。優秀な研究者たちの芽をこれ以上摘むことのない、賢明な判断を切望します。(西尾宇広・慶應義塾大学准教授)
- 大学は稼がなくてもいい。自由な研究と教育が成り立つ場であって欲しい。(藤平育子・中央大学元教授)
- 私は社会教育の現場で、或いは仕事そのものから沢山教えられました。意識的、無意識的な学びから人は変わります。学ぶとは一生続く、辛くも楽しくもあるものなのです。(若園義彦・元公共図書館長)
- 学ぶことの豊かさをまず知ることが大切だと思います。(豊田佳菜枝・団体職員)
- 山梨県では国立大学「山梨大学」と県立大学「山梨県立大学」が、山梨県主導で、アライアンス連携と称し、統合化が進められつつあります。まさに県知事のいう「稼げる自治体」「稼げる大学」を志向しています。社会人になると大学の存在を意識しなくなりますが、大学がどういう方向に進もうとしているか?日本の将来につながる話です。もっと大学の方向性=大学改革について、社会にアピールしていただきたいですね。(河村厚夫・自治労連山梨自治体一般労働組合執行委員長)
- 大学は稼ぐことを目的とする機関ではないと思います。(笹沼武志・会社員)
- 政府が海外の大学システムに追従して大学がその研究から直接利益を上げられるようにしたい、と考えているのは理解できますが、日本はその前提となる規模/研究力/職員の所得がとても小さく、そのまま「稼げる大学」法案を導入しても諸々の手続きが研究者の時間を削るばかりであり、研究自体に関しても短期的な利益のための研究しかできなくなり、ただでさえ世界的なレベルで見て遅れている研究に更に足枷をかける結果となることが容易に予測されます。 基礎研究など長期的にしか結果の出ない研究を保護し、日本の研究力を底上げするためには、このように研究者に余計な負担をかける制度を導入するのではなく、給与を上げる、科研費などに係る手続きを減らすなどして「研究者がさまざまな心配をせずに満足に研究をできる環境」を整えるのが何よりだと、海外の大学に通い、その実情を理解している身だからこそ考えます。また我々学生の側からしても、これ以上の費用負担は耐え難いものがあります。学生ローンを使って支払おうにも、近年の新卒の給与などを考えるとこれ以上値上がりしようものなら大学で学ぶことを諦める必要が出る人も多くいるでしょう。大学は国民の知識と教養のレベルを上げる場所です。お金のある人のみがアクセスできる場所になってしまうと、その理念は一瞬で崩れます。大学を大学たらしめる根本的な思想を破壊しないためにも、私は一学生として「稼げる大学」法案に反対する声明文に賛同し、本法案に強く反対します。(ホワイト健・ブリティッシュ・コロンビア大学学生)
- 大学に「稼げる」ことを望んでいるのでは、日本はますます沈んで行ってしまいます。「稼ぐ」のは企業の役割です。すぐにはお金につながらない研究こそ、大学に求められるものだと思います。(青山秀子・会社員)
- 学問、研究の自立こそ社会に貢献する。(志賀信夫・批評家)
- まもなく成立が強行されようとしている「経済安保法案」とも密接に関連しており、日本版「軍産学複合体」づくりにつながる悪法だと考えます。遅ればせながら問題点を学び、粘り強く伝えていきたいと思います。(杉原浩司・武器取引反対ネットワーク(NAJAT)代表)
- 稼げる大学、とは結局は大学・学問に目先の利益を追わせるだけで、本質的な研究力の低下をもたらすものだと考えます。稼げる大学には反対です。(齋藤有希・会社員)
- アカデミズムを殺す「稼げる大学」の方針にメスをいれなければならないのは言うまでもありません。本活動のさらなる発展をご祈念しております。(小西竜世・明治大学大学院)
- こんな法案に大学が黙ったら民主主義は死に独裁政権が完成してしまいます! (村上由美子・会社員)
- 儲けることしか考えない教育では、国は潰れてしまいます。教育、学問は人を育てる基本です。そこをもうけだけで判断する政府の方針は亡国の方針です。廃止に向け声を上げ、廃止させましょう。(ミール計恵・松戸市議会議員)
- 大学は、教育・研究機関であり、政府や財界のための人材提供機関でも収益機関でもありません。一見無駄な研究の積み重ねによって、数十年後に画期的な発見がなされることもあるのが学問の世界です。目先の利益に捕らわれず、遠い未来を見つめた研究が続けられることを切に願います。(匿名希望・上智大学学生)
- 誰もが無償で学び、かつ、健康で文化的な最低限度の生活を当然に営むことができるよう、制度を整えていただきたい。(箱山由実子・姉ヶ崎法律事務所弁護士)
- 学問の自由・自立が脅かされる事態です。目先の「稼ぐ」だけでは、基礎研究始め地道な学問研究ができず、長い目で見れば社会全体の損失になります。全ての人の学びを保障するためにも、「稼げる大学」ではなく、「学びあう大学」「知を探求する大学」とすべきです。(野村羊子・三鷹市議会議員)
- イノベーション・マネジメントの観点から見ると,大学における研究とビジネス上の収益の間には大きなギャップがあります.「稼げない研究」だと思われていた研究が,社会の変化や他の技術開発によって「稼げるビジネス」に変わった事例も多く知られています.「稼げる研究」だと期待されていた研究が「死の谷」にはまって,大きな赤字を生み出す事例も多くあります.その意味で,「稼げる」「稼げない」を判断するのは,誰にもできません.また,学術研究は,必ずしもビジネス上の収益を生み出すことに特化するべきではありません.以下に示す豊益潤福を創造・増進する研究は,短期的に収益を上げなくても,人や社会をより良いものにする上で有益です.
- 豊:精神的・身体的・経済的な豊かさ(richness and fullness)、益:人や社会に役立つこと(benefit)、潤:精神的・身体的・経済的な潤い(amenity)、福:幸せ(welfare)、そうした研究を重視することが,社会をより良いものにする上で不可欠だと思います.(掛下哲郎・佐賀大学准教授)
- 「稼げる」ことを目標にするような大学に進学させたくない保護者の1人です。先が見通せない時代、稼げることに重点を置く大学が、この先生き残れるでしょうか。大学の存在理由とは一体何なのか、考えさせられます。(河野綾子・パート)
- 自民党は研究・大学・教育についても門外漢です。エネルギー・食糧安全保障、財政立て直し等、本来政治がやるべきことをやってからものを言うべきでしょう。(福田泰雄・一橋大学名誉教授)
- 「稼げる」ことだけで世の中が回っていくわけではありません。(上田欣也・熊本県合志市議会議員)
- 大学は研究・教育機関であることが前提であり、経済活動とは異なる理念に位置付けられることによってその意義を担保している。「稼げる大学」という法律趣旨は理念錯誤もはなはだしい。研究・教育機関を監視し、そこから搾取するような発想の立法には断固反対する。(松﨑大・元大学院生)
- 役に立つとは思えない学問こそ大学で研究すべき。学問は就職のためでも金儲けのためでもない。お金になることを志向する姿勢は、学問や文化を貶める。(小林まり・元大学職員)
- 大学を卒業して間もないですが、大学という、日本における知が集まる機関がこのような競争を強いられることには並々ならぬ危機感を感じます。学問研究を現場に貢献できるようにすることは、研究者や大学関係者の至上命題と捉える分野もあれば、そうでない分野もあります。日本は議員の任期が原因で、その構造上、長期的な政策を打ち出すことができない国であると指摘されています。「稼げる大学」法案は、長期的な政策を打ち出すことができないという特徴をさらに助長するものであるため、今の日本において絶対にこの法案を通すべきでないと考えます。(中尾駿斗・千葉商科大学 2022年卒業)
- 学問の自由は、民主主義の基礎であり土台です。(平山基生・政治経済研究所研究員、日本沖縄から米軍基地をなくす草の根運動事務局長)
- 大学は、純粋に、学問探求の組織です。(六浦光一・信州大学名誉教授)
- 文学部哲学科卒業です。稼げていません。ベタな言い回しですが、この法案は「心が貧しい、知性が貧困」だと思います。しかし、この国は今、実は経済的にも貧しいじゃないですか。そんな社会にした政府が「稼げる」などと言って出した施策は、結局「金銭的にも貧しい大学」を作るだけです。(イケガミアツコ・派遣)
- 何があっても、大学を市場原理の「見えざる手」に対する加速的な盲信に委ねてはいけません。(鳥居千朗・京都大学大学院生)
- 大学で学んだことで得たものが稼ぎにつながるのと、稼げる学問を学ばせるのとは全く話が違うと思います。絶対反対です。(匿名希望)
- 究極の「選択と集中」。高等教育機関の崩壊につながりかねません。(諸富健・弁護士)
- 大学とは学問の研究機関であり人間形成の場です。就職予備校化した大学の延長がこの法案ですね。何としても阻止したいです。(大隅秀雄・彫刻家東海大学非常勤講師)
- 「聖域」である必要はありませんが、実利とは離れて、学ぶ人間の欠かせない居場所として大学が機能していくことを、切望いたします。(宇都宮俊之・名古屋市立学校教員)
- 市場経済に大学を巻き込めばどうせ学生が搾取されるだけである。教育機関は赤字くらいでちょうどいい。(藤澤有起・学生)
- 長期的に見れば、研究は、目先の利益にとらわれることなく、研究者の多様な関心と自由な発想に基づいて進められてこそ人類の福祉の向上に役立つものであると思われる。自己の所属する大学や研究分野の利害にとらわれることなく、研究界全体の発展につながる行動をとることが我々研究者の使命と考える。(藤井啓之・日本福祉大学教授)
- 学ぶ大学であるべきなのに、稼げる大学になるようでは本当の学問ができない(神野玲子・福島大学大学院修士取得)
- 長期的視野に立った現実的な教育政策を望みます。(鈴木ゆい)
- 短絡的に儲かるかどうかで学問に格差を設けるべきではない。そんな目先のことだけを考えていたら、深い探究や時間のかかる研究はできない。失敗しても何度でもチャレンジできる土壌こそ必要。そうでなければ学問は衰退する。国家としてそんな貧しい思想を強制し制度として水深することには断固として反対する。(浅見みどり)
- 大学における言論・表現の自由、民主主義のために賛同します。(平田雅己・名古屋市立大学教員)
- 哲学との交流(大学での活動)は「人生の日曜日とみなされうる」(ヘーゲル)。私たちが抽象的人間労働などの生産諸過程の場面では看過してしまうことがらを根本において把握すること、それが大学の使命だった。それだから大学は国家との主従関係にあるのではなく、一つの特権的な地位を獲得したものでなければならない。いわゆる「稼げる大学」はその真逆をいく方策であり、極めて近視眼的であると言わざるを得ない。ところで、その特権は大学「だけ」のためにあってはならない。すなわち文字通りに諸個人の人生の余白(それは非-有用性の持ち物である)への有用性を自らの唯一の権利とするのだ。したがって、国家やそこに生きるマジョリティが自らの無害性を弁明するために、この「廃案を求める運動」が利用されてはならない。すなわち、「女性」、性的少数者、少数民族、社会に対して障害を抱える人々、等々、生産過程の「境界線」に立たされることをやめないこれら諸個人とともに、私たちは呼びかけなければならない。大学それ自体にある「知=権力」を、大学に対する国家権力への批判と同時に、自己批判しなければならない。あらゆる批判は自己批判を前提とする。私たちは次のことを必要とする。すなわち、必要でないとされるものの場所(資本の、しかし資本が必要としない外部)を、そして、アトム化され、外部に追いやられた諸個人が自らの意志で参加できうる場所(アソシエーション)を、である。それは文字通り「学校」と「大学」に要請されなければならない。その要請を満足できない我が国の「国立大学」は、自らの歴史的限界に到達しつつある。これを克服し、「大学」の潜在的なあり方を実在化しよう!必要に不必要を突きつけ、不必要の必要を訴える。この弁証法のただなかに私たちは集合し、すなわち「大-学 uni-versus」になるだろう。(鷺志緒・京都大学・アドソキア代表)
- 誰が見ても、大学を根っこから腐らせる法案です。非常勤の立場からも看過できません。(佐々木信吾・横浜地区労働組合協議会議長 首都圏大学非常勤講師組合書記長)
- 稼げる大学は学問を滅ぼす。(匿名希望)
- 特に福祉系の大学にいます。利益を上げるはむずかしいです(匿名希望)
- 声明文発出時に賛同をと思いつつも、一点、「大学評価と財政配分を切り離し、大学評価とこれに基づいた教育・研究の質保障は、専門性と自律性を備えた大学基準協会、日本学術会議、個別学会などに委ねるべきです。」に違和感を憶えて躊躇いました。現行の大学評価は「質保証」のための手段であって、「自己評価による質保証のための外部評価」という位置づけです。これを所与のものとすべきではないと考えます。しかしながら、その後の動向を見るにつけ、このたびの声明の本質に同意して法案の廃案を求める活動に賛同の意を表します。(武市正人・東京大学名誉教授、大学改革支援・学位授与機構名誉教授)
- 学問はときの政治に左右されてはいけません。(伊原康隆・京都大学名誉教授)
- 「稼げる大学法案」には、人々の健康や環境を守るために大切な真実を見つけ伝える大学の取り組みが、お金によってゆがめられる危険性があると思います。(吉田恵子)
- 基礎研究や人文系の大切にしていかないと、「学問」がボロボロになってしまうと危惧しております。(匿名希望)
- 学問研究の発展は、行政の恣意的な介入から自立化していることが必要だと考えます。(堀和生・京都大学名誉教授)
- アメリカに「稼げる大学」が多いのは金持ちに「寄付する」という行為が文化のように広く共有されておりかつ金持ちの数もその資産額も文字通り桁違いだからであって、「金持ち」といいつつほとんど成金に毛が生えた程度の金持ちしかおらず「寄付する」という文化もほとんどない日本でアメリカのような「稼げる大学」なんて成り立つわけがないんですよ。前提条件がそもそも全く違うのに形だけ真似てどうするんですか。この件といい「選択と集中」といい「ムーンショット計画」といい、馬 鹿 な の で す か ?こんなことを大真面目に言ってしまう程度の頭しかねえなら官僚も政治家も今すぐやめろ。国益を損なうだけだ。国の中枢の人間が国益を損ねてどうするんだ。(井上龍・京都大学学生)
- 文化の後退につながる教育研究費の配分方法には反対です。(水谷孝男・電気通信大学)
- 大学を民間企業のように扱わないで欲しい。稼ぎたいなら、なおさらだろうに。例え話だが、日本のマンガが海外から高く評価されているのは、裾野が他国より遥かに広いから。その中からダイヤモンドの原石を効率よく発見する事など出来ない。誰が有名作家になるかは育ってみないと分からない。大学に惜しむことなく資金援助して研究の裾野を広げなければ、日本が各分野で世界をリードする日なんて来ないと思う。いつから日本は長い目で将来を見据えることを止め、自分たちへの投資をケチる事が正しいと勘違いするようになってしまったのだろう。(匿名希望)
- 地方大学と地方の地域社会は人・金・知の不足で呻吟しています。日本社会の発展は基礎の強化にあります。真反対の方向は没落が必定です。(藤本清二郎・和歌山大学・名誉教授)
- 将来、アカデミアを目指している人間として看過できません。速やかな廃案を求めます。(匿名希望)
- 公的機関である大学に利益を追求させることは誤りだし、問題をさらに広げます。教育の機会均等を保障するため学費を無償化できる教育予算を支出することは日本政府の責任です。(佐久間英俊・中央大学教授)
- 「稼げる大学」は、結果的に「稼げる家庭の人」しか進学できない大学になってしまう可能性があります。(匿名希望)
- 大学とは何か、何をするところなのか、を考えさせられます。私の持っている大学観とは違います。お金にならない研究こそ重要であって、そのような研究を重視しない大学像は、許容できません。(君島和彦・東京学芸大学名誉教授)
- 呼びかけ人の光本先生には大学時代、大変お世話になりました。先日、この法案について教えていただき、日本の大学を決定的に壊すものだと思い、多様な学びの機会を求める、本声明に賛同させていただきます。(神保大地・弁護士)
- 大学での研究には時間がかかって当然なのに、「稼げる大学」って実に下品だと思います。稼げなくても国民、住民にとって必要な研究はあるでしょう。(九里初穂・根室教職員組合委員長)
- 「稼げる大学」を、大学の理念や目的に据えた段階で、この国は奈落の底に沈んでいきます。学術と次代の国民の主体形成に責任を持つためには、廃案とすべきです。(姉崎洋一・北海道大学名誉教授)
- 学問の自由、基礎学問の支援が必要(有馬誉夫)
- 大学とは一体どのような場なのかを真剣に議論してほしいです。(二文字屋脩・愛知淑徳大学・准教授)
- 言葉がありません。(瀬野佳子・無所属)
- IPCC 第6次評価報告書 第1作業部会報告書の執筆者のリストを見て驚いた。約80名の執筆者の中に一人も日本の科学者が入っていないのだ。「稼げる大学」は大学の教育や科学を台無しにする。絶対に止めさせる必要があると思う。(増田善信・元日本学術会議会員)
- 今回の構想は学問に対する冒涜であり、教育政策の堕落と考えます。一切の撤回を求めます。(大杉由香・大東文化大学教授)
- 学問の目的は人類の福祉である.大学は真理の探求と人類の福祉に関わるテーマを大切にすべきです.稼げることは企業に残しておくべきです.(鈴木賢治・新潟大学教授)
- 大学の有り方が時の政府の思惑で左右されるべきでなく、真理の探究や基礎的学問にしっかり予算を充ててほしいです。(成瀬明子・NGO団体勤務)
- そもそも、高等教育に費やす国家予算が少ない。教育機関で「稼ぐ」とは噴飯もの。(粟生田忠雄・新潟大学助教)
- あらゆる分野の学問研究の健全な発展を願います。(俣野好治・津山工業高等専門学校名誉教授)
- 国際卓越研究大学か否かは国際的評価で定まるもの。日本政府が「国際卓越研究大学」という「お墨付き」の付与/剥奪権限をもち、それを不安定な資金付与と連動させることは、政府による大学支配そのものと考えます。(合田公計・大分大学名誉教授)
- お金を巧みに稼ぐのが上手なひとたちが大きな顔で振る舞い、学生の人気を集めるような大学ばかりが増えるなんて耐えられない。そもそも今の世の中はそういう人だらけ。せめて大学だけはそうあって欲しくない。(温又柔・小説家)
- 学びの自由、学びの喜び、学びの未来を阻害する法案には反対です。大学は稼ぐこととは真逆の存在であるべきだと考えます。そもそも大学の力をそぎ、これは日本の力を貶めるやり方だと思うのに、変っ!と叫びたい気持ちです。(和田靜香・フリーライター)
- この法案が目指すところまで選択と集中が進んでいたならば、現在の多くの大学教師は大学で研究できなかっでしょう。この法案が目指すように授業料が高くなっていたら、非常に多くの社会を支える人々は大学には入れなかったでしょう。たとえ奨学金を得ても、こんな経済優先のカチコチの管理教育では、これまでの学問を批判して乗り越えていく、という営みが学生には生まれにくいので、血気盛んな若者は海外で学びたくなるでしょう。私もそうだったと思います。産業化する大学の中にあって、先生たちに、権威を恐れず、流行に流されず、本を読み、仲間と議論し、真理を探究し、文章を書きなさいと教えてもらったおかげで、少なくとも若い頃は、朝から晩まで研究に没頭できました。研究者になってからも、史料を集め、論文を書き、本を書いて、お話をして、それをたたき台として、若い学生や院生、給食の調理員、保育園の先生、病院の看護士、学校の先生、農家、企業家や政治家や官僚、戦場や被災地を撮る写真家たちと議論して、来るべき新時代の保育園や病院や表現や政治について語り、学び合って、実践もし、その経験をもとに文章を各所で書いてきましたが、こうやって育ててきた学問や社会のあり方を、この法案は根っこから否定し愚弄さえしているので、私は反対します。(藤原辰史・京都大学准教授)
- 「学問」なので、今稼げるかどうかは見えなくても、あらゆる視点での追究が支えられるべきである。この成果の中から「稼ぐ」視点で世の中を向上させようとする人が活かせるものを選べばいいので、初めから方向を狭めて行うのは脆い成果を引き出すさもしい選択だと思います。(匿名希望) この法案により、大学がますます真理の探究から遠ざけられ、産業育成と軍備増強の道具とされてしまうことを危惧します。(穂積匡史・弁護士)
- この間の教育・研究政策の中で若手の研究者の雇用が不安定化し、手っ取り早く成果を上げる事を強いられ、他の事に目が向かなくなっている様に思います。その結果、歴史学の様な「稼げない」分野でも、研究の劣化が生まれてきているように思います。ゼリー状の地盤の上では、優れた研究は生まれないのではないでしょうか(西野悠紀子・女性史研究者)
- 目先の利潤追求のために大学・学問を使い捨てにする政策に未来はなく、必ずや大きなしっぺ返しを受けることは疑いないところです。そうした後悔をしないためにも、いまこの声を大きく広げていくことが重要だと考えます。(井上寛司・島根大学名誉教授)
- 経済の効率や拡大,競争ばかり追求する流れに大学が巻き込まれていく。それによって失うものは何か。もっと真剣に考えなくてはならない。そして,行動しなくてはならない。そんなことを思う毎日です。(片岡佳美・島根大学教授)
- 退職後、文系大学に通いました。2つの大学で、退任された教授の後任がなく、定員削減の現実を見ました。表面的な「稼げる」で、将来のこの国の文化を維持することはできないと思います。(斎藤一・島根史学会会員)
- 私は、2015年に退職しましたが、それ以後の大学の変容は凄まじいと痛感しています。基盤的経費の削減の進行、大学の種別化と大学間格差の拡大(それと連動して大学内格差も拡大)、競争の組織化の激化と教職員の多忙化によって、現職の皆さんが文字どおり「疲れ切っている」と感じています。呼びかけに参加したのは、この「国際卓越研究大学法案」が以上の事態をもたらした大学政策の行き着く先を示していると実感したことによります。しかし、この法案の問題点はまだ知られていません。ご自身の賛同とともに、知人・友人に知らせていただきますようお願いします。(竹永三男・島根大学名誉教授)
- 新法案は、大学・高等教育の全体としてのつりあいのとれた発展をめざすことにまったく背を向けており。限りない荒廃をもたらすものだと考えます。粘り強く反対していきましょう。(糟谷憲一・一橋大学名誉教授)
- 日本の科学を亡ぼす暴挙=稼げる大学法案,の廃案を求めます(小林昭三・新潟大学名誉教授)
- 昨年まで国立大学法人に就業していました。中期計画の設定にも"稼げる視点"を盛り込まなければならず、職員、大学の意思と相反する視点を無理矢理盛り込まなければならないことに強い違和感を感じておりましたし、現在もそれは変わりません。学問、研究に携わる学生、教授、研究者の精神的自由を担保しなければなりません。成果を金銭に還元するような学問・研究のあり方はあってはならないと思います。(匿名希望)
- 「稼げる」かどうかをどうしてあなたたちが決めるの?と思うし、大学には「稼げる」ことよりももっと大事な価値があると思う。(井戸佳南子・大阪公立大学大学院生)
- 真の研究は「資本の論理」(効率・市場イデオロギー)から自由でなければならない。(柳澤旭・山口大学名誉教授)
- 自分も仕事をしていてつくづく感じますが、本当に大切でやるべき仕事というのは、往々にして金銭的利益とは無縁のところにあると思います。その意味でも「稼げる大学」というのは本末転倒だと強く思います。(酒田達臣・ニコニコ接骨院院長)
- 食料、水から学問まで、全ての公共財産を企業に差し出すとんでもない政府ですね。(池上素子・パート)
- 大学の文化を大きく変えてしまいかねない法案です。強い意志を示す事が大事だと思っています。(隠岐さや香・東京大学教育学研究科・教授)
- 学生のために尽力してくださりありがとうございます。今後も活動を支援します。応援しております。(匿名希望)
- 「稼げる」は、経済においてすら最優先の価値とされるべきではありません。まして人の教育や研究に押しつけるのは人間への侮蔑であり暴力です。(本山央子・立命館大学研究員)
- 学問研究は儲けを目的とすると歪むというのは歴史の教訓です(吉田一郎・滋賀県立大学名誉教授)
- 学問の自由を軽んじる国は滅ぶことを知るべき(柴田民雄・自営業)
- 研究の選択と集中の弊害は広く知られるようになりましたが、これは政府主導の改革に促された側面と同時に、研究業界内部で長年肯定されてきた大学格付けや大学名による権威主義が表面化しただけという側面もあります。政策批判だけでなく、こうした研究業界内部の価値観(prestige bias)にも批判の眼差しを向けることも必要だと感じます。(笠木雅史・広島大学准教授)
- こんな法案が成立したら、日本の学問はますます衰退します。(篠田左多江・東京家政大学名誉教授)
- 大学への運営費補助、研究費を拡充することを求めます。(橋本和正・広島自治体問題研究所)
- いわゆる生産性を物差しに教育の価値を判断することに反対です。貧富に関わらずあらゆる人に教育の機会が与えられなくなり、文化的な豊かさや幅広い研究の機会が失われることを危惧しています。(椎名麻美子・会社員(情報通信業広報))
- 私も強く賛同します。(原基晶・東海大学准教授)
- 学問の価値は金銭で測れない。(匿名希望)
- 学ぶ楽しさを奪わないで欲しい、それだけです。(匿名希望)
- 「儲けない科目」(外国語、教養科目)をずっと教えてきた若手研究者たちの一人として、定職が見つからず、まともな研究時間もできなくて、もはや今の制度に殺されそうです。周りの若手は自殺をやってみたり精神崩壊したり自傷行為したり研究者への道を放棄したりする人たくさんいました。そして学生もまともな語学、教養教育を受けられません。更なる改悪は決して許さん。(劉靈均・大阪公立大学人権研究センター特別研究員)
- 人間として生きることは数字にうつらないものです。つまりそれは本当の美しさであり、その生の真実の意味です。私は生きつづけたい。祖父の人生を奪ったのは国家の目指した可視的功績であり、人生をとりもどしたのはそういぅ自分の心にしか見えないものたちでした。(匿名希望)
- 母乳育児や自然分娩など、特定の産業(乳業会社や産科医)が儲けない分野で働いています。多数の女性と赤ちゃんの健康のために母乳育児と自然分娩の研究が公正にされることは必須です。稼げない学問の採算は長い目で見たら必ず取れます。その視野が失われていることと浅はかさに憤りを感じます。(おざわじゅんこ・助産師)
- 取り組みに感謝します。農林漁業成長産業化支援機構(A-FIVE)のときと同様、多額の税金がつぎ込まれた上で破綻し、しかもファンドを受け入れる事業者や大学は「経営」に口出し・介入されるイヤな未来像しか浮かびません。大火傷しないうちにやめた方が良いと考えます。(伊藤亮司・新潟大学農学部助教)
- 学問の本質を理解していない方たちに学業の未来を左右されることは実に憂うべきことであり、この法案を通すことはあってはならないと思います。法案を廃案にする一助となればと思い署名させていただきました。(匿名希望)
- 「金にならない」と評判の哲学を専攻している。哲学的思考が現代社会の中で必要とされていることは、少しかじれば誰でも気づくことである。真の民主主義を成立させるためには、国民一人一人が思考する主体でなくてはならないためである。どうか学びの場を守ってほしい。(匿名希望)
- 「経営管理体制に係る改革」という名目で、大学経営の私物化を促すもの。自ら考え、自治を基礎とする大学を。。。(山本捷馬・琥珀書房)
- 「稼げる大学」法案は、資本主義の論理に大学を包摂し、資本家による大学の私物化(金もうけの道具にする)をもくろむもので、絶対に許してはならないものだと思います。広く社会に専門知を還元し、人民に奉仕するのが、本来目指すべき民主的な大学の姿です。教職員、学生、市民一丸となって大学をあるべき姿に変えていくことを望みます。(工藤貴史・日本労働評議会(労働組合)役員)
- 論語曰、人無遠慮、必有近憂。論語に曰く、人 遠き慮り無くんば、必ず近き憂ひ有り。(早川太基・神戸大学人文学研究科講師)
- 研究・教育環境がボロボロになっていく現状をとても憂いています。(斉藤しのぶ・会社員)
- ただでさえ大学が国の就職予備校と化している状況に憂慮しているのに、さらに大学及び学生の自由な学びをないがしろにするような法案に断固反対します。(匿名希望)
- こんな法案が出ているとは全く知りませんでした。私が定年退職してこのかた、立て看板問題や吉田寮問題を注目してきましたが、言うに事欠いて「国際卓越研究大学=稼げる大学」ずっと兆候はありましたがその後について無知でした。しっかり勉強させていただきます。(匿名希望)
- 大学は教育研究機関です。履き違えないで。(匿名希望)
- 大学において私たち学生の自治が失われてしまう非常におかしい法案です。学問研究を「稼ぐ」ためのものではなく、社会の発展に寄与するものとして奪還するために廃案に賛同します。(川村松吉・東北大学 学生 (ハラスメント防止学生団体EquAll所属))
- 基礎研究軽視、大学間格差をますます広げる悪法です。真理探究と学問の自由の放棄、そして高等教育自体を歪めます。研究の深化と発展のためには、研究の裾野を広げることが不可欠です。(山﨑由可里・和歌山大学教授)
- 国は大学を区別せずに、学生のために、大学に競争させるのをやめてください。(横田尚美・滋賀県立大学准教授)
- 「稼げる大学」は大学の中に稼げる人と稼げない人の分断も生むでしょう。時間のかかる基礎研究はすぐには稼げません。研究者が成長し、研究が発展できる大学であってほしい。(匿名希望)
- 稼げる項目の有為転変は非常にスピードが速く、新たに稼げるようになった分野に対応するようにするには事前にそれらを含んだあらゆる分野が充分に発展していなければ不可能である。新たに稼げるようになるなった分野ができてから、その分野を育てようとしても、分野育成には20年以上かかり分野が育てられた時点で既に該当分野が稼げない分野になってしまう。それを防ぐためにはあらゆる分野を均等に育成しなければならない。(匿名希望)
- 本来大学のレベルではなく、義務教育にこそもっと税金を費やし、優秀な人材が「稼げる」ようにして、躊躇することなく教育者を志し、子供たちも自己肯定感を育むようにすればおのずと社会は良い方向に向かっていくはず。そして学問とは効率や成果では測れない深いものであり、今のように非常勤講師が一般のアルバイトよりも安い給与で働かされているのでは、そもそも日本の知性が育たない。(松下ゆみ・亜細亜大学非常勤講師 フリーランサー)
- 選択と集中により経済的にも文化的にも精神的にもあらゆる面で貧しくなり続ける日本。豊かな技術大国の夢を見続けたいのであれば、一度目を覚まして欲しいところです。(佐々木正徳・立教大学教授)
- 大学教員が「授業という名の商品をなるべく安価に製造させるための労働力」とみなされつつあるだけでなく、人件費削減のための「事務員の代替物たりうる労働力」としても「最大限活用」されようとしている状況をひしひしと感じます。今後、研究・教育ともに日本の大学の質は下がる一方ではないかと思います。(匿名希望)
- 今だけ金だけ(自分だけ)の大学にしてしまっては、困難な未来を切り開くしなやかな知性が育つことはより困難となり、大切な基礎研究は切り捨てられてしまう。(鈴木博・会社員)
- 健康で文化的であることは、最低限度の生活を保障する条件だけではありません。国中の誰にとっても、健康で文化的な生活は大事なものです。今回の政策や法律は、大学を不健康にして自由な大学文化を損なうものです。とうてい認められません。大学の自由闊達さを保障すべきです。それだけが、人類に希望を与えるのです。(今野博信・学習塾自営)
- 福祉の背景には稼げないと言われている文学、哲学など人文学的素養がないと感性が磨けず人間関係がうまく築けません。かくいう福祉関係学部も必要とされているのに稼げません。(匿名希望)
- 国立大学法人法以来、何故大学の機能を低下させるような法案ばかりを考えるのでしょうか?(山崎健・新潟大学名誉教授)
- これまでの大学改革が、日本の学術を破壊するものであったことを反省することなく、さらにそれを助長する政策、法案の提出に強い悲しみと怒りを覚えます。抵抗を続ける必要があります。(尾崎浩一・島根大学名誉教授)
- 学問や研究に費用対効果を求めると、本来の学問や研究の意図から外れていくのではないでしょうか。成果や効果がなさそうにみえるものを無駄と決めつける余裕のなさが、ゆくゆくは社会を窮屈にし世界を狭くするのだと思います。(匿名希望)
- 稼げない/稼がない研究にこそ、分厚い諸資源の配分が不可欠だと思います。(後藤範章・日本大学 特任教授)
- 首を絞めた上で目の前にニンジンをぶら下げるようなやり方には反対です。(苫米地伸・東京学芸大学教授)
- この法案が成立することで、大学も学問の総合的な発展よりも目先の利益を優先することになります。学生にとって学問を学ぶ目的が歪められるだけでなく、大学が目先の利益を注視することにより、教授からのハラスメントや指導放置などの学問追究を行う大学環境を壊す問題が助長されるのではないかと思います。大学の一構成員である学生としても、断じて許してはなりません。(藍沢雄貴・東北大学学生、ハラスメント防止学生団体EquAll所属)
- 日本から大学をなくしてしまう法案に反対します。(西牟田祐二・獨協大学教授)
- 「選択と集中」というと聞こえはいいですが、要するに政府は目先の事にとらわれ、教育に対する予算をケチりたいだけのこと。一番被害を被るのは、研究力と教育力のない日本の大学で学ぶ学生です。(匿名希望)
- 今、稼げる大学を目指すための予算配分をするJSTやAMEDへの報告書と提案書に時間をとられ苦しんでいます。企業がメインに入って研究者を使うような形でしか予算が配分されず、大学の研究者の研究をしたいという純粋な気持ちを踏み躙っているとしか思えません。ますます基礎研究はできなくなると思われます。また企業の論理で人員配置が決まるため、その企業が女性蔑視企業である場合、純粋な研究者としてというより、「誰にお金を配ると企業が得をするか」という論理で女性研究者の研究アイディアが、無料で搾取されたりします。その結果、通常研究者なら知っているべき研究倫理が守られず、研究倫理違反も生じています。さらに、阪大はクロスアポイントで女性研究者数を水増ししていますが、保育園枠を企業出身の女性に奪われ、企業の女性にポジションも奪われ大学本来が目指すべきダイバーシティは達成できない事態になりつつあります。これも企業論理で大学が運営されている結果です。企業は企業の利益を目指しますから、大学が自分を守る能力ないまま、稼げる大学をめざしなくなるのはこれまで培ってきた研究基盤ではないかと思われます。これ以上稼げる大学を目指すのは危険です。企業論理を大学に持ち込んではいけないと思います。(匿名希望)
- 本当のイノベーションは思いもかけないところからでてくるものであり、それを一部の「目利き」と称する人たちが予見することなどできません。今回の署名呼びかけ、及び声明文に心から賛同いたします。(福島祥一郎・同志社女子大学准教授)
- 稼げるか否か、生産性や効率の物差しで測れない「不要なもの」や「役に立たない」とされるもの、生きた化石のようなものたちの豊かさの最後の砦が教養であり、大学であるべきだと思います。(松村美里・慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程)
- 日本の大学制度が政府の思惑で、いよいよめちゃくちゃになっていくことに強い怒りを持っています。(池内了・総合研究大学院大学名誉教授)
- 富士山も学問も裾野が広いから、高く立派にそびえ立つことができると思います。「稼げる大学」は、多様で多彩な知見と知性が生まれ揺藍される大学や学問の自由を掘り崩してしまいます。(水谷利亮・下関市立大学 教授)
- 安くない授業料を払っていてもステークホルダーである学生の意見は露ほども聞き入れられず、聞き入れられるのは学外の企業家の意見ばかり。京都大学では安価な学生寮が消滅の危機に瀕しており、つい先日には学内診療所も閉鎖されました。若者が高いお金を払ってもそのお金は若者に還元されず、一体何にに使われているのでしょうか。学生の福利厚生とか学ぶ権利ってコストカットを理由にすればこんなにも簡単に踏みにじられていいものでしたっけ。(石川慧・京都大学 学生)
- 「稼げる」と「大学」は相容れないものだと思っています。大学は、目先の利益を追求したら、真理の追究は追いやられ、そのために逆に日本の長期的な発展を阻害することになりかねません。(中村尚之・一市民)
- 日本の学術を崩壊させかねない動きへの反対に賛同します。(古川隆久・日本大学文理学部教授)
- 子供が大学で学んでいるのは、どちらかというと「稼げない」分野です。法案の意図はわからなくもないですが、学びを「稼げる、稼げない」で考えるのはおかしいと思います。色々な分野で、学びたい学生の環境を整えて行くのが、政治の仕事だと思います。意欲ある学生が、安心して学んだり研究できる場を作ることが大切なのにと思います。(匿名希望)
- 大学が稼ぐために目の色を変えて競争するようになると、学問が「貧しくなる」としか思えません。(原章・フリーランスの編集者)
- 基礎研究の上に成り立つと考えます。土の中で長い時間をかけて芽を出し成長するものを実だけ欲しいというのはいったいどういう人が考えるのか、理解に苦しみます。(匿名希望)
- 大学とはなにか・その社会的使命を深く考え、反対していきたいと思います。(荒井明夫・大東文化大学教授)
- この法案は、政府や経済界の考える産業・経済の利益のために、大学における教育研究を直接に役立てようとするものです。政府は分かりやすく即効性のある経済的効果を期待していると思いますが、これでは人類的福利の増進を目指して大学が担うべき基礎研究と、価値観や知識技能の多面的な発達を促すべき高等教育を衰退させかねません。この法案は、これまでの高等教育・科学技術政策の失敗を繰り返し、さらに大きな問題を引き起こしかねないものであると考えます。(中嶋哲彦・名古屋大学名誉教授)
- 大学は、あくまで研究教育機関であり、金儲けとはなじまないものです。現在、はたと聞かなくなった「民主主義の危機」という言葉ですが、そもそも私たちが学校現場で「民主的運営」なる経験をほぼしたことがありません。「トップダウン」「ガバナンス強化」と言えば聞こえはいいですが、「国の言いなりになるように独断的な人をトップに据えて、より一層勝手に決めていく」という、権威主義的な体制構築にほかなりません。イギリスの格言に「国民は、自分より賢い人間を選ぶことができない」というものがあるようですが、「国民がアホだと政治はもっとアホになる」と言い換えることができそうです。個人が尊重されないまま自己責任と抑圧を受け続けている状態なので、課題は大きく困難ですが、意識が変わらなければ解決も難しいと感じています。(匿名希望)
- 教育は人格の完成をめざすものです。その目的に沿わないのであればけっしてよくありません。(田中成幸・高校教員)
- 大学の社会的役割は営利目的ではない。「稼げる大学」という発想自体が学問と真理探究を否定する反知性主義政治だ。(青木一政・NPO法人市民放射能監視センター副理事長)
- 昨今の大学における大学入試をはじめとして、学生を顧客ととらえる認識が大学において自然化しつつあると感じることが多々あります。大学が顧客のニーズを満たすための場なのかどうか、それを学内外で問い直すことすら、大学の価値を再検討することすら、難しくなっている現状に危機感をもっています。(匿名希望)
- 大阪では稼げという圧力が一層強いです。なんでも民間活力と呼号し、公共政策を痩せさせていく、そのような動きが首長からトップダウンで降りてきます。何とかせねばという危機感に駆られています。そのような圧力に抗して共に頑張りましょう。(谷合佳代子・エル・ライブラリー大阪産業労働資料館館長)
- 「稼げる大学」法案は、大学を利潤追求原理の下で再編し、また、政府・財界の意向の下で運営させる組織へと変貌させ、大学自治を破壊する危険なものです。大学は、真理探究の場であり、そのためには大学の自治が保障されなければなりません。法案の危険性を社会に訴えていきましょう。(指宿昭一・弁護士)
- 今回の法案はもとより、一連の大学改革の問題性について継続的に注視し、広く議論していくことが必要だと思います。(渡名喜庸哲・立教大学准教授)
- 若く豊かな才能を専門的学術研究から遠ざける「選択と集中」政策は、過去20年間我が国の学術・科学技術研究を衰退させてきた。その上塗りである本法案に反対します。発見の予測可能性という間違った科学観に基づいて、真の革新的発見とイノベーションを妨げているCSTI(内閣府総合科学技術・イノベーション会議)の解体を求めます。(鬼界彰夫・筑波大学名誉教授)
- 大学に必要なのは事業規模の成長ではなく、研究環境の改善です。(川島隆・京都大学・准教授)
- 研究者が研究生産できる基盤をしっかりつくって欲しいです。(赤羽根崇大・フリーター)
- 大学は本来、基礎研究・教育を旨とするものだと思います。「稼げる」とは全く逆のミッションだと思います。(吉村一良・京都大学教授)
- 「選択と集中」では日本の大学の教育・研究環境はよくならなかった(むしろいろいろな点で悪くなった)ことは、多くの人が実感しているところではないかと思います。「稼げる大学」法案は「選択と集中」をさらに推し進めるものであり、法律が成立すると、アカデミアの世界をますます荒廃させることになるのではないかと危惧しています。(小山哲・京都大学・教員)
- 哲学を欠いた科学技術は、人類を滅ぼしてしまいます。(楠本敏行・弁護士(大分県弁護士会))
- 大学退職後、約10年になります。この10年、日本は中枢から末端まで国家としての理念や在り方を変貌させてきたと痛感しています。生活、産業、雇用、社会保障、教育・研究などあらゆる分野が資本の論理で踏み荒らされて行く先の国家の退廃は黙視できません。人が生きる社会の原理と確信する「人間の尊厳と誇り」を守るために、微力ながら努力させて頂きます。(沖野良枝・元滋賀県立大学教員)
- 経済原理でなく、まっとうな国家として学問の継承・発展に責任を持て。(井川義次・筑波大学教授)
- 大学で学ぶ学問や知識は、利潤追求の道具ではなく、社会に還元され、人々の生活や暮らしに役立てるべきものです。なぜ一部の支配層のために学問や知識が利用されなければいけないのか、そんなことのために大学に通っていたのではありません。この法案は大学、そして学生を支配者たちがどう見ているかを端的に表していると思います。(松田成美・神戸市外国語大学卒業生・介護職)
- 教育、勉学を「稼ぐための手段」と考えてる阿呆な人たちから大学教育を守ってください(谷越康洋・神流町歯科診療所院長(歯科医師))
- 大学に市場原理を導入することは、短期的にはその死を招きます。そして長期的には国力の低下を招き、文化を破壊することになると考えます。絶対反対です。(福冨惠子・(株)フィールズオブグラフィック役員)
- 学術の価値というものは、役に立つか立たないかではないし、ましては金になるかではない。分野を越えた他者への信頼・尊敬があらたな研究の可能性を産み出している時代に、短期的な視点で画一的な価値観での判断を押し付けるような政策はいらない。(小山剛・会社勤務/小金井市民)
- 大学人の良心の結晶のように感じました。(田島康弘・鹿児島大学・名誉教授)
- 学生の学び(Bildung)が、短絡的視野で判断されないことを切に希望します。(國重裕・龍谷大学教授)
- 大学の自治・学問の自由は、私たち学生が守るべきことだと考えます。全国で声をあげましょう。(川田南歩・高知大学学生)
- 稼げる前にまずは研究できる環境を整えよ(佐藤憲一・東京理科大学教授)
- 廃案賛成です。この期に及んで誤った選択と集中をとるなどあり得ません。(杉谷直哉・公務員)
- 基礎研究・哲学・文学・芸術などが無駄なものとされる社会に未来はありません。(永田美喜子・法政大学兼任講師)
- 大学の研究、学びは自由なものである。企業や政治に優先され左右されるものであっては本来の学問の自由が損なわれる。それは過去日本が過ちを犯した歴史に繋がる。(央康子・主婦)
- 産学協同研究はすでにさかんかもしれませんが,産学協同でなければ研究ができなくなるのではないか,教えるという大学の機能が「稼げる大学」になるとそがれてしまうのではないか,懸念はたくさんあります。何でも稼げるようにしようというさもしい根性を身につけてしまった人がこんなに増えてしまったことがとても嘆かわしいです。(匿名希望)
- このような大学の構想が出てくること自体、政財界の焦りや、日本の国際的な学術レベルの衰退を象徴しているのではないでしょうか。(三羽光彦・芦屋大学教授)
- 今は稼げても将来はわかりません。今のために将来の可能性を潰すのは愚かな行いです。(匿名希望)
- 「大学は、学術の中心として、高い教養と専門的能力を培うとともに、深く真理を探究して新たな知見を創造し、これらの成果を広く社会に提供することにより、社会の発展に寄与するものとする」(学校基本法第7条)(鈴木江理子・国士舘大学教授)
- すでに選択と集中による大学政策が失敗していることは明らかです。授業料の値上げ、奨学金という名の学生ローン、任期付き雇用、競争的資金の獲得。これらすべてを経験した者として述べるならば、不安定な教育研究状況がずっと続いているというのが実感です。将来設計が描けない現状は研究にとっても教育にとっても悪影響しかありません。選択と集中による教育研究は不要です。(松永典子・早稲田大学教員)
- 「投機的な稼げる使い捨て大学」ではなく、「長期持続で知を仕込み醸成し発酵させるrecycle=reproduction大学」を!(寺田元一・名古屋市立大学名誉教授)
一般的な暮らしの成り立っている人は悪人と直に接する機会が非常に少ないので、悪人が何故悪いか、どれ程まで悪いかを認識できない。
大金や権力を持っているとどうなるか。金と権力に頼るばかりなら金と権力にあやかろうとする者が集まり、未熟者が操りの甘言に溺れて洗脳され、忠言をくれるまともを痛しと敵視で追い払う。
まともなら危うい集団に近寄らないので、知性から隔絶したカルトが残される。
内部は金と権力の上下関係で成り立ち、上へのおべんちゃらに終始しながら悪事の正当化。失敗は罰を恐れて隠蔽と責任転嫁、手柄の横取りに嘘八百で足の引っ張り合い。世の中は上下関係や勝ち負けに非ず、罪に罰では決して回らぬ事実を知らず、知性を使った巧くゆく遣り方を「机上の空論」と冷笑し、知性への攻撃で面目を保っている失敗確定の反知性集団。だからで繋がらないものをだからと言い張る不自然で不誠実な彼らは、自然で誠実な当然の結果をもたらす知性が恐くて仕方がないのです。
上下関係勝ち負けしか知らず気に食わぬ者は悪だから罰をの、自分たちでは何もできない横領集団が世間への影響力を持ってしまうとどうなるかはご存じの通り。悪用の為に規則を改定してゆきます。決められた規則だろうが悪いものは悪い、間違っているものは間違っている、即ち直さなければならない、その当然が彼らの常識に無く、決めたからには勝ちと思っているのです。彼らはそもそもの正しい規則に従いませんし、十分な理解力も責任能力も無いので、都合の良い部分だけを拾って読み聴きします。都合が悪ければ無視し、指摘されれば知らなかったと言います。わざわざここに書かないような酷い事も平気でやります。どんな事でも。まさかと思いますか? 知性の無い人物は凄まじいものですよ。正気には戻せますが労力と時間が掛かります、それはまた別の話。
互いを洗脳し自分以外は愚かな奴隷で当然と思っている彼らに話は一切通じません。間違いを認めたら負けだと思っており、ありとあらゆる手で逃れる為の狡さしか持たず、それしか通用しない集団に属しているので、本来の教育を施さない限り、何も、何も通じません。皆の前で応答させれば誰がどう間違っているか世間の知るところとなりますが。この手の人に幾つか種類はあれど、それぞれ判で押したように同じ。専門家に診断して貰い、もし障碍とされても大概後天性と思いますよ。封建的な環境で逆らう知性は潰され、従う者は劣化コピーとなって更なる悪環境を生じさせます。
政界財界と強烈な寄生性の集団は、悪事しかない正体がばれ始めたので悪足掻きに後先考えない急ぎ仕事を始めているようですが。
生活基盤のほぼ全てが権力的な乗っ取りを受けている現状、これ以上規則の改悪をさせず、改悪の全てを反故にしてゆきましょう。
日本に限らず各地で起きている人為的大問題は全てこれです。知性との隔絶による詐欺集団の暴力化、それを引き起こす根本原因がお金。
何度でも繰り返しますよ。お金という詐欺の仕組みが全ての元凶です。はっきり言っておきます。お金という仕組みは危険極まる詐欺そのものであり、別の健全な仕組みへ置き換えない限り、寄生性の悪人が癌状に増えて人類は確実に滅びます。お金の歴史が何千年も続いており、生まれた時から皆が使っているので疑問を抱かず受け入れているのでしょう。各地での問題顕在化と急速悪化は人類としての癌が進行度末期故に。
お金を使う者が善人だけならそこそこ成り立つのが詐欺の道具としての謀略点です。真面目に使う善意の人も多いから信用してしまう、決して使ってはならない仕組み。性善説を広めるのは悪人。善意のみならず知性を育てなければ騙される。狡いほどお金の本当の目的、使い方に気付く。
お金として使われている只の数値に価値なんて在りません、働きの証と多くが信じている故に通用してしまう幻です。
世の為と働いた人のお金は間違いなく働きの証。
しかし自分で働かなくとも誰かに働かせればに始まり、悪い事でも仕事であれば、騙せば、奪えば、そこまでの法に触れなくともちょっと狡くやるだけでお金は容易く増やせる。表向きの前提が世を回す為とされているお金は一定以上持つと働かずに増やせる。
働いて得たお金と働かずに得たお金、等価ですか? 等価ですね。誰がどう得たかに関わらず、表示額を所持者が使える。名目ばかりで用途を満たさぬ、不適切な欠陥品です。
使い切れないお金を更に増やす為に動かす悪人の使い方で世への実益は増えず、むしろ激減する。皆が幸せになれば自分も幸せになるとは思わず、世としての実益が増えれば皆が賢くなるから愚かなまま黙って吸い取られてれば良いと故意に実益を阻害する。物事を勝ち負けと思ってるのがお金しか持たないから、勝つにはお金を絶対的な価値にして支配したい。愚かな価値観に至高は支配、自我を確立できず知性を欠き、人を人とも思わぬ者が管理と称して人の暮らしに命令したい、人を手にしてお人形遊び、壊れちゃったら私知ーらない、そういう相手です。奪えば遠のくを知らぬ幸せ知らずの恥知らず、嘘吐き大集団が国を壊滅させているのです、心して下さい。善意を信じる人々から生活基盤を乗っ取って私益を利するに使う。全てを自分の権力とお金に換えて責任は持たない。他人のものは自分のもの。今だけ、自分だけ、お金だけ。大看板や有名知的財産権を使って自身は仕事せず放置、使い込みしながら成り立たなくなったら無理筋で搾取、いよいよ潰れたら業績の上がってる次へ乗り換えが近年の常套手段でしょう。
お金は実際癌と同様、身の丈で暮らしを立てようとする善人から力を奪い、他人のものを奪う悪人へと集めます。悪人の場所にお金の山、しかし本人は人との関わりをまともにできない、食欲・性欲・自己顕示欲ばかりで取り巻きに悪い我が儘を忖度させるだけの迷惑な虚ろ。無様で憐れだけど非常に危険です。
自分より愚かな奴隷を欲しがる愚かな悪人が世界中で野放図に振る舞う今やまさに末期。
理解者が広まらなければ、こんな単純で悪質な詐欺にすら対抗できない。
君が代起立斉唱命令時点で完全に奪われていた教育機関を取り戻すんです。
早く伝えたいばかりに推敲もせず勢い書きの長文となりましたが、大意は解して頂けるかと。
こちら動くに儘ならぬ身、宜しくお願い致します。(匿名希望)
日時 :2024年4月29日(月)13時30分~16時30分(開場は13:00) 会場 :東京大学 赤門総合研究棟 A200講義室 フリージャーナリストの犬飼淳さんのYouTubeチャンネルで動画を公開しました。 ぜひご視聴ください! 第Ⅰ部 緊急シンポジウム https://youtu.be/sZTz6f6Gxu8?feature=shared 第Ⅱ部 大学の現場からの問題提起 ・広島大学 https://youtu.be/07kiuP5m9bo?feature=shared ・千葉大学 https://youtu.be/DWAVvDAqcAc?feature=shared ・大阪公立大学 https://youtu.be/ZshGQXwh2dU?feature=shared ・国立大学法人法「改正」に反対する学生有志 https://youtu.be/sT6XZNaXbRE?feature=shared 当日の資料はこちらからダウンロードできます。 https://drive.google.com/drive/folders/16-J9fzMD-NzuYqU-pg1wvmcpPIu05EGk?usp=drive_link 視聴された上での感想などはコチラのアンケートフォームからお寄せください。 https://forms.gle/x2PssGc4Uz1ePMXQA 司会進行 : 隠岐さや香(東京大学/科学史/大学横断ネット呼びかけ人) 米田俊彦(お茶の水女子大学[名誉]/教育史/大学横断ネット呼びかけ人) 第Ⅰ部 シンポジウム ・パネリスト 本田由紀(東京大学/教育社会学)「国立大学法人法の変更と国立大学の危機」 堀口悟郎(岡山大学/憲法学)「国立大学の統治構造」 田中智之(京都薬科大学/日本科学振興協会理事/薬理学)「『選択と集中』の何が成果か?」 ・コメンテイター 光本滋(北海道大学/高等教育/大学横断ネット呼びかけ人) 第Ⅱ部 それぞれの現場からの問題提起 趣旨説明: 国際卓越研究大学法案の策定過程で「稼げる大学」という言葉が登場したときに、多くの大学関係者が戸惑いを感じた。その後の経過が示しているのは、この「稼げる大学」という発想が相当に深い根を持っていることである。 知識を市民が求める公共財とみなして知の自由な流通を求める「知と
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