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フライヤー作成しました!

これまで大学で学んだ、
  いま大学で学び、
    これから大学で学ぼうとする 
            すべての方々へ

主に学生のみなさんを念頭にフライヤーを作成しました。

高精細の印刷用と、ファイルサイズの小さいメール添付用があります。どちらも自由に印刷したり、メール添付したりして拡散していただければと思います。

業者印刷用(PDF、製作OS Windows、OfiiceデータをPDFに変換、入稿に際してサイズ調整が必要とメッセージが出る場合は余白がでないように調整)

https://drive.google.com/file/d/1wCS6EDVvUb9s0FI6bRJ4PdC1xJRiN-zE/view?usp=sharing

自宅印刷用

https://drive.google.com/file/d/1uMYc78SUKZl5WvD9osDDFxu-zypkmz4w/view?usp=sharing

メール等拡散用(PDF)

https://drive.google.com/file/d/1nVIYNPCn9Gk4H1mJQPMqp7sZe8kqmyoj/view?usp=sharing

画像(JPG)



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「稼げる大学」法案(国際卓越研究大学法案)に反対します!
大学での多様な学びの保証を求めます!
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「最近の大学、なんだかおかしくない?」と感じた
  国公立大学教員たちから始まった公共的な議論の場


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「稼げる大学」法案  大いに疑問です
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■誰のための法案?

 「稼げる大学! いいね!」と思いますか? 誰のために、何のために稼ごうとしているのでしょう? 学生のため?どうやら、全くそうではありません。「大学の目的はそういうことなのかな…?」そんな疑問が湧いてきます。
「稼げる大学」法案(国際卓越研究大学法案)を考えた政治家・閣僚・有識者は、自分たちで、どの大学が「稼げる」研究ができる大学(国際卓越研究大学)かを選ぶのだそうです。「稼げる」大学と「稼げない」大学のあいだの格差を、ますます広げようということらしいです。
※※※大問題※※※
学生さんの意見を反映する仕組みがない!

■競争で大学が豊かになる?

大学の研究・教育が、結果として新しいモノやサービスを生み出して「稼ぐ」ことに役立てば、それはよいことなのでしょう。でも、研究・教育の目的は「稼ぐ」ことだけではないですし、すぐには「稼ぎ」につながらないことがフツーです。人類の歩みを敬意を以って考察し、未来に向けて、試行錯誤や失敗を受け入れ、新しい萌芽をじっと待つ。そんな知的な余裕を備えた空間――それが大学であるはずです。
「稼げない」学問は、大学で学ばなくてよい、そんな乱暴な意見が通ってしまったら、目先の利益だけでこの国の学問の未来が決められてしまったら、この国の文化の未来はどうなるのでしょう?大学でこれを勉強したいと思って入学してきたのに、その科目がなくなってしまった、すぐには金銭的な利益にはつながらない科目だから……、そんな経験をもつ学生さんが出てくるかもしれません。年々高くなる授業料払ったのに……(国立大学の授業料 1975年=3.6万円、1976年=9.6万円、1985年=25.2万円、2005年=53.6万円)。

■学費の値上げ

「稼げる大学」法案が通ると、国公立大学の授業料、もっと高くなりそうです。
この法案には
  「授業料設定の柔軟化」という文言で、
学費の上限の撤廃が盛り込まれています。アメリカの大学を真似して、年間500万円を越える授業料を設定する大学が登場してしまうかも。今でも、奨学金という名前の借金に、真っ暗な気持ちになる学生さん、少なくないはず。表面的にアメリカの真似をして、高額の学費=「学生で稼ぐ」という姿勢で、国際的に卓越した研究など生み出せるのでしょうか。
   みんなの問題として話そう

■この法案の根本にある価値観が問題です。

ひとしく高等教育を受けることは、みんなの権利。その権利を保証することより、「稼げる大学」の方が、重要だとでもいうのでしょうか?
政権主導で進められているこの法案、
一部の大学だけでなく、やがて、
日本の大学全体に、影響を与えます。 

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★みなさんの声を聞かせてください。コメントをおよせください★
「「稼げる大学」法案の廃案を求める大学横断ネットワーク」は、学生、市民、大学教職員が協力して、未来ある若者たちにとって、望ましい高等教育体制を考える場でありたいと思っています。
お読みいただき、ありがとうございます!

コメント

  1. 品がなさすぎる。金を稼ぐのは企業。大学は、教育と研究。お金になるものを目指す研究もあるだろう。しかし基本それは、研究の結果が出たあとの問題。企業の研究者と、大学の公的研究者は違うのだ。弱いと言われる日本の基礎研究。ますます加速化する方向のものだ。

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